#8 Ron Herman × ebure

Posted on : April.01.2026

美学を細部にまで宿して
ロンハーマンとつくった名品Tシャツ


Tシャツの個性って、なんだろう。〈ebure〉には、肩と袖の切り替えをなくしたデザインで、体のラインを拾いすぎないシルエットにこだわった一型のTシャツがあります。シーズンらしいカラーを落とし込んだり、〈Ron Herman〉別注が生まれたりと、ブランド誕生当初から形を変えることなく、素材や色のアップデートを続けているアイテムのひとつです。「このTシャツともちょっと違う、新しい個性を持ったTシャツを一緒につくりませんか?」。〈Ron Herman〉のバイヤーチームからそんな声をいただいたのは約2年前。エクスクルーシブなオーダーではなく、ダブルネームとして0から一緒に考えるものづくりがスタートしました。アイデアを出し合ってデザイン画に落とし込み、何度も打ち合わせを重ねて本物を追求。お互いが大切にしているものを理解しながら、試行錯誤の先にたどり着いたのが2025年春夏に初登場したオーガニックコットンポンチニットTシャツです。

ブランドとしてはじめての試みとなったのは、Tシャツの襟ぐりと袖口にニットパーツを取り入れたこと。パタンナーによる立体的な設計により、美しさが際立つシルエットで、袖がふくらみすぎず、きつくない絶妙なバランスを追求しています。そっと部屋に置いてあるだけでも品格を放つ佇まい。1枚でもきちんと見えて、レイヤードしても楽しめる「ファッションを通じて人生を楽しむ」という両ブランドで共通する価値観を映し出したアイテムが完成しました。2026年は白、黒にシーズンカラーを加え、さらに新作としてスリーブレストップも登場します(4月4日より発売開始)。取り扱い店舗はこちら

〈ebure〉のデザインチームには、ニットに造詣の深いデザイナーがいます。カットソーとリブの間をよく見ていただくと、縫い代が見当たりません。リブの袋になった部分でカットソーを挟み込む特別な手法を採用しているからです。見た目にも優美で、裏側にロック縫製がでないため、肌触りの良さにも通じています。ボディは、オリタニ社とイタリアの名門アルビニ社の紡績部門がパートナーとなって生産しているオーガニックコットン。ナチュラルな光沢感と程よいハリを持つ素材です。これらのパーツをきれいな一色に見せるためには、糸の選定も大切な工程。ほんの少しの染色の差で、仕上がりの表情が大きく変わります。〈ebure〉限定のダークブルー、〈Ron Herman〉限定のラベンダーというニュアンスのある色を再現するためにも、たくさんの人の手がかけられているのです。

こういった細やかな追求の積み重ねこそが、仕立てのいい服を生んでいく。私たちはそう信じています。選択肢の多いTシャツだからこそ、信頼できる個性を持ったアイテムを選びたい──。そんな本音を詰め合わせて〈Ron Herman〉と一緒につくった、日常的でありながら上質な一枚。デニムにもスラックスにも、さまざまな丈のスカートにも合わせやすい絶妙なサイジング。ジュエリーとのかけ合わせだって楽しめます。

もしスタイリングに迷ったら、ぜひ店頭のスタッフに声をかけてみてください。

How to care
手洗いした後に襟ぐりと袖口のニットをパンと叩いて平らにしてから乾かしていただけると美しさを保つことができます。リブが伸びてきてしまったり、形が気になるときは、アイロンを軽くかけていただくだけできれいに仕上がります。

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